【契約書の作成について】

2014年08月28日

契約書類等を作成する際に、気を付けている点はあるでしょうか。

市販されているひな形の中には、契約当事者の立場ごとに用意するのではなく、契約類型ごとに一種類だけ用意されているものもあります。しかしながら、契約当事者というものは、常に利害対立があるものであり、一方にとって最良の契約書は、他方にとって最悪の契約書ということになります。

さらに、例えば、「請負」という契約一つをとってみても、取引対象、時期、作業工程、契約不履行の危険性及びそのリスク負担など、個々の取引によって、理想とされる契約書は全く異なるものになります。

あらゆる契約書類について、専門的なリーガルチェックを受けることは、費用対効果を考えるとお勧めできませんが、重大な権利変動を生じさせるような書類については、一度、専門家によりリーガルチェックを受けることをお勧め致します。